生涯発達を学べる!教育分野
通信制大学で学ぶことが可能な「生涯発達」とは
生涯発達について考えるうえでおさえておきたいのは、「発達」の概念です。発達は、身長や体重などの量的な変化だけでなく、人の行動などに関連した質的変化に着目します。例えば、誕生してから1年間の成長を考える時、身長が伸びた・体重が増えたといったことに加え、寝返りが打てるようになった、立ち上がって歩けるようになったなど、行動の変化も考えるものです。そして、生涯にわたって発達していくと考えるのが「生涯発達」です。人は身体的に成熟してからも知的な活動が増し、社会的な活動が向上します。高齢になると身体的な機能は低下しますが、それらの変化に臨機応変に対応し、生活を維持できる場合があります。人の一生涯は連続的な発達の過程ととらえるのが「生涯発達」です。
生涯発達を学べる通信制大学の過程
通信制大学で生涯発達を学べるのは、教育分野や心理学過程などです。教育課程としては、子供たちの心身の発達や人間形成などを学ぶ児童学科などが挙げられます。個性や自己意識が形成される過程を学んだり、心身の成長を促す具体的な方法として芸術などの活用も考えます。心理学科では、社会と人とのかかわりを意識した教育研究や、現代社会で生じている問題や現象に心理学を駆使した分析を行うことができるようです。カウンセリング人材を育成する実践的なプログラムを用意したり、公認心理士や臨床心理士の資格取得をサポートしている大学もあります。生涯発達は、社会学を研究する過程でも扱っており、社会や人間形成の在り方の変化に着目し、専門的かつ人間的な視点で研究します。
国語の教員免許を通信教育で取得するには、教職課程のある通信制大学の中でも、自宅学習やスクーリングなど各科目の履修方法や教育実習の日程を柔軟に選べるところを選ぶことが重要となります。